暦の変化 Ⅲ‐①

十年一日が如しの人生を、歩むこと無かれ。
季節の変わり目となりましたね。皆様、体調にはくれぐれもお気をつけて下さいませ。

さて今回は『旬(しゅん)』についてお話し致しましょう。
『旬』と言えば、1年四季折々ありますが、まず食べ物が思い浮かびますよね。
中国の『中医学』の中に『食養生』という教えがございます。
『薬膳料理』とは、この季節季節の旬の食材を『医食同源』の『源(みなもと)』と置き、
旬の食材をどう取り扱うかが大切であると説いています。
春には春の旬の食材、秋には秋の旬の食材をどう食していくかを教えています。
皆様は秋の『旬』の食材と言えば、野菜や果物、魚介類等、何種類ご存じでしょうか?
最近のお子様たちが体力が低下したり、情緒が不安定だったり、
若者たちが訳の分からない病(やまい)にかかったり、精神的に不安定になったりする人達が
増えておりますよね。
これも『医食同源』の意味が分からず、ただ食べてお腹を満腹状態にすれば良いからの
考えから来ております。
お金が無いから、時間が無いからは言い訳に聞こえてきます。
もう少し『食』に関して関心を持ってほしいものです。
ちょっとの工夫で『旬』の食材を食卓に並べて欲しいものです。

『旬』の言葉は、中国の陰陽五行から生まれたものです。
世界を五属に分ける、世の中を構成しているものを『水・火・木・金・土』の五個に分け、
それを更に『陰・陽』の2種類に分けます。
つまり、甲・乙(木)、丙・丁(火)、戊・己(土)、庚・辛(金)、壬・癸(水)の10種類に分けたのです。
合計で10種類ですが、古代中国の宇宙観として、毎日昇る太陽は10個の性格を持った太陽から
成り立っているという発想から来ているのです。
この10日間を『旬(じゅん)』と言います。1か月は30日、最初の10日間を上旬、次が中旬、
最後が下旬と10日×3で30日という計算になります。
本当に『旬』の時期とは10日間、上旬と下旬に分ければ、長くて15日間が『旬(じゅん)』なのです。
ちなみに、『甲(きのえ)』、『乙(きのと)』と五行の『木』でも、『陽』と『陰』とに分かれますが、
『えと』とはこの事を言うのです。
くれぐれも子・丑・寅…の十二支を言わないでくださいませ。

次回Ⅲ-②へ続きます。

それでは最後に魔法の言葉です。日々を送る為の魔法の言葉を唱えて下さい。
①朝起きた時に
全知全能の私(わたくし)の守護神様、守護霊様、おはようございます。
今日一日、精一杯、活かせて頂きます。
充実した一日をお護り下さいませ。

②夜寝る時に
全知全能の私の守護神様、守護霊様、ありがとうございます。
今日一日、充実した一日でした。活かして頂きありがとうございました。
おやすみなさいませ。